みなさんこんにちは。
ゲーム内の状況は可も不可も無くといったところで、今後もこのような状態が続く事が予想されるので、リアル競馬シリーズでもやってみます。このブログには、シリーズといいながら第1回にして最終回を迎えたコーナーが数多くありますが、それは気にしたら負けです。
さて、記念すべき初回はディープとオルフェと題しました。今日は2011年11月7日ですが、現時点では同世代敵無しの圧倒的強さを見せているオルフェーヴル。(以下オルフェ)しかしその知名度は一つ前の3冠馬であるディープインパクト(以下ディープ)に遠く及ばないばかりか、あのハルウララにさえ劣るというのだから、その理由が気になってしょうがないです。
比較的記憶に新しいディープの3冠達成時には、いくつもの特集番組が組まれ、流行語にもなり、普段競馬と関わる事が無い番組やお店でも取り扱われる等、俗に言う社会現象になっていたと思います。一方、今回のオルフェはニュースのスポーツコーナーで数秒流れる程度の扱いです。同じ21世紀の3冠馬でありながら、この差の原因が何なのかをメダルなりに追求していきます。(関係者のメディアの使い方以外の要素で)
・デビュー前後
ディープの父といえばサンデーサイレンスですが、ディープが産まれた2002年に亡くなっています。毎年何頭ものGⅠホースを出していた中での出来事だったので、当時は「サンデー産駆が見られるのもあと数年か~」みたいな空気がありました。そんなさなか、同年のクラシックを賑わせた未完の大器ブラックタイドの全弟として現れたディープインパクトがあの新馬戦。内容はさることながら、その後のエピソードがまたすごい。
エピソード(wikiのコピペw)
2004年12月20日に行われた「有馬記念フェスティバル」において、司会の須田鷹雄に「今まで見てきた中で一番これは強いと思ったレースは?」と振られ、「昨日のディープインパクトの新馬戦。あれは強い」と答えた(このときのディープインパクトのレースは、手綱を持ったままで後続を引き離す、圧勝と言えるレースであった)。
あの井崎さんがこういったわけです。その後の若駒Sでのパフォーマンスと、新馬戦でディープの2着だったコンゴウリキシオーが3連勝できさらぎ賞を勝ったあたりで、すでにディープ3冠か!?のような声が出ていました。この時点でディープは今のオルフェくらいの知名度があったように思いますw
一方オルフェはどうでしょう。
父のステイゴールドはドリームジャーニーやナカヤマフェスタを出して実績を残してはいるものの、全体的に3歳春から秋以降に力をつけてくる産駆が多く、クラシック前哨戦の段階での主役級は出ていません。デビュー勝ちこそしたものの、その後4戦は勝ちきれないレースが続きます。このような地味な成績では特集が組まれるはずもありません。
・トライアル
ディープは弥生賞でも粘るアドマイヤジャパンをきっちり差し切って無傷の3連勝。レース内容が派手な事からライトな競馬ファンにも凄さが伝わるような走りです。しかも騎手は、当時年間最多勝記録を塗り替えるなど騎手として頂点を極めていた武豊。これで(メディアが)盛り上がらないはずがありません。
オルフェはスプリングステークスこそ快勝したものの、この時点では6戦2勝と、決してミーハー受けするような成績ではなかった為、やはりクラシック候補のうちの1頭という域を出ず、話題も大きくありませんでした。(ディープはクラシックの話題を独り占め)加えて、ディープが無敗で派手な勝ち方をしていた事、オルフェの世代は牝馬のレーヴディソールが注目を集めていた事や、一つ上のヴィクトワールピサ達のドバイでの活躍が大きかった事等もその一因かもしれません。
・地味
オルフェーブルはどうして地味な3冠馬になっているのか。東日本大震災で日本全体が競馬の話題で盛り上がっている場合ではなかった事が考えられます。その影響もあって皐月賞が、まぐれの起こりやすい中山から東京に変更された事が地味さを後押しているように思います。結果として、東京ー東京ー京都になった事でダービーが皐月賞の延長でしかなくなり、何となく物足りない雰囲気でした。
これは余談になりますが、前述のように2011年は東日本大震災が発生し、その少し前の2月22日にはニュージーランド(クライストチャーチ)でも大きな地震がありました。2005年3月は普段あまり大きな地震がない福岡で震度6弱の地震、そして同じく3月にスマトラ島沖地震が起きて大きく取り上げられています。(20世紀の3冠達成年も見てみましたが、そちらは特に無いようです。)クラシック3冠との因果関係は不明ですが、奇妙といえば奇妙です。
・レース実況
これは何を用いてレース観戦をしたのかによりますが、少なくともオルフェの菊花賞で印象に残っているフレーズはありません。色々なところで競馬実況名言集等がありますが、多分それらにピックアップされるような印象的なフレーズが無かった事も地味さに拍車をかけています。
・時期的な要素
ネオユニやメイショウサムソンが3冠に挑戦する時もいまいちパッとしなかった事を考えると、やはりディープは特別です。それはディープが見せる圧倒的なパフォーマンスと、パソコンが広く普及してレース動画等が簡単に閲覧できるようになったタイミング、そうなってから初の3冠馬という事で時期的にも盛り上がるような時期だったという事も一因かもしれません。何より、ディープは春先からずっと3冠を期待されてきてそれに応えたという事実が大きく、オルフェの場合は6年前にそれを体験してしまっているので周囲もそこで満足し、’’待ちわびていた3冠馬’’というには早すぎました。
こんな記事どうでしょう?なんか中途半端で微妙でしょうか・・・w
今後のオルフェにはディープ蹄鉄のようにオリジナルアイテムが作ってもらえるような活躍やエピソードを期待しています。
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